小松川さくらホールと小松川さくら公園一帯は、1878(明治11年)年に成立した南葛飾郡の役所があったところで、1932年(昭和7年)年に東京市と周辺5群が併合して東京都35区が誕生した。この時、群役所の庁舎が江戸川区役所になった。現在小松川さくら公園に残る鉄筋二階建ての建物は、1924年(大正13年)年に郡役所の倉庫として建てらたが、江戸川区役所となってからは、行政文書を収める文庫であった。1945(昭和20)年、大きな空襲に襲われ全焼したが、建物の陰に隠れ残った文書庫は1989(平成元年)年までに補修され、同年3月9日に公開さた。尚、江戸川区役所は1948(昭和23年)年に中央一丁目に移転している。